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「アンブシュアができていないから上手くいかない」
こんな話をよく聞きますね!
じゃあそもそもアンブシュアって何なんだっていうことにもなるのですがそれは別の記事を読んでいただくとして、今回は「どうやって作るのか」というお話です。
アンブシュアを形作る筋肉の働きを理解して意図的に良いアンブシュアの状態を形成するのはとてつもなく大変な作業です。
その上そういったアプローチでは、鏡を見ながら丁寧に「形」を整えている間はその状態をキープできるとしても、いざ合奏で思いっきり表現し始めた時に「形」をキープすることはほぼ不可能です。
「いやいやそれをやってこそなんだよ」とか「それができなきゃいけないからこそ大変なんだ」とか…
そんなこと言う人もいるかもしれませんが、事実はそうではありません。
たとえば歩くとき。
「あの場所に行こう」と思って歩くのと、「まずは左足の大腿なんとか筋を収縮させて・・・」と考えて歩くのと、
目的地にたどり着けるのはどちらだと思いますか?
こんなの考えるまでもないですね。
楽器を吹く目的は、音楽を表現することにあります。
身体を正しく動かして美しいアンブシュアを創ることに意味がるのではなく、美しい演奏をすることに意味があります。
演奏が上手くいっている時のアンブシュアがあなたの理想的なアンブシュアです。
では話を戻してどうやったらその状態を創ることができるのかというと、
鍵をにぎるのは呼吸と発声と発音原理の正しい理解。
これらを順番に整えることで理想的な状態に整えることができます。
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