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吹き方に悩んでいる方のお話を聞いているうちに、いくつかのパターンに分かれるような気がしてきます。
①アンブシュアにこだわる
②呼吸法にこだわる
今日はこの2つのパターンの悩みの傾向と対策について考えてみたいと思います。
1.こだわり別の傾向
アンブシュアにこだわる人は何かとアンブシュアの外見や唇周りの筋肉の動かし方を気にしています。
ですが、いざ曲を吹き始めると気にしているようにはなっていないことが多い…
一方、呼吸法を気にしている人は音楽表現のイメージ以上に、たくさん息を吸うことに気を取られすぎていたり、呼吸の方法に囚われていたり…
2.根本的な原因
これらの大元にある原因は、
“音を出すことへの不安”
ではないかなと思います。
アンブシュアをこうしておけば吹ける!
呼吸がこうなっていれば吹ける!
そんな安心感や確証が欲しいのではないかなと。(またはそうでなくては吹けないのではないかという不安)
しかし、そうこうしているうちにどんどん意識は体に向かっていってどんどん表現しにくくなっていく…そんなことが起きているように感じました。
問題点を整理します。
①アンブシュアだけとか、呼吸法だけとか、何か1つだけに注意を向けても吹き方は改善しにくい。(いろいろなことがつながっている)
②意識が体の使い方に向かうと逆にどんどん動きにくくなることがある。
3.解決に向けた考え方
これらを解決するためには、
①奏法はつながりで捉えて順番に整え、自由に動けるようにしておく。(詳しくはメルマガや他の記事で)
②音を出すときは表現したいイメージに意識を向ける。(聴かせる人がいるとなお良い!)
このように考え方をシフトしていくと、自然と音楽表現を楽しみながら演奏できる吹き方にシフトできてくるはず。
ただ当然それでも技術的に吹けないものがあります。
まるで魔法にかかったかのように生まれ変わる瞬間もありますが、それはその瞬間の出来事。
それを自分のものにして音楽表現に生かせるようになれるかがその後の勝負どころ。
自分で整えられるようになって発展させていくことが大切。
問題や不安を消すための思考から、もっと音楽が素敵になるための工夫にシフトできると素敵です♬