【金管奏法講座】呼吸編 「呼吸法」解説一覧

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呼吸は~法とか~式とかいうものではなくて、仕組みを理解して全体で自由に使えるようになることが大切だと考えています。(詳しくは呼吸についてのほかの記事をご覧下さい)

ですがそうは言っても~式とか~法とか気になりますよね。それらもきちんと理解した上で制限のない自由な呼吸を身につけていけると良いと思います。

今回は~式呼吸法の一覧として、主要なものだけまとめます。

☆腹式呼吸

呼吸法の代表格ですね。昔はこれ一択だったような気がします。

・息を吸うとき
横隔膜が下がっておなかが膨らむ。

・息を吐くとき
お腹をへこませる働きによって横隔膜が押し上げられる。

☆胸式呼吸

未だに肩を上げるなという指導もあるようですが、息を吸うと肋骨が拡がり最終的に肩もあがります。

・息を吸うとき
肋骨が拡がる。

・息を吐くとき
肋骨が元の位置に戻る。

☆逆腹式呼吸

何が逆なのかというとお腹の動きです。

・息を吸うとき
お腹がへこむ。

・息を吐くとき
お腹が膨らむ。

ただし!これはお腹の動きにのみ注目した結果”逆”腹式呼吸と呼ばれるだけで、実際にやっていることは胸式呼吸と変わりません。

☆逆腹式呼吸≒胸式呼吸

・息を吸うとき
肋骨がひろがることによって⇒お腹が凹むように見える。

・息を吐くとき
肋骨がもっどってくることによって⇒お腹が膨らむように見える。

そしてうちの教室で推奨している呼吸を~式で言い表すならば・・・

☆腹式⇒胸式⇒逆複式⇒腹式の呼吸

・息を吸う動き
お腹が膨らむ

肋骨を広げる(お腹はへこむ)

・息を吐く動き
肋骨が下がって元の位置に戻る(お腹は膨らむ)

お腹をへこませて息を送り出す。

こんな感じで全体を使えるようにしておくと、求める表現に応じて自然と呼吸を使い分けられるようになります。

目指すゴールは”息の流れで歌を歌うように演奏できるようになる”こと。呼吸の完全理解ではないはずです。

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