今回は息を吸う時の体の動きを整理していきます。
呼吸に関しては本当に様々な考え方があって、勉強すればするほど混乱してしまう人も多いのではないかと思います。
ですが、演奏するための呼吸の仕組みは意外とシンプルに理解することができます。
呼吸に対して複雑に考えてしまうのは、実は呼吸で全てを解決しようとしているからかもしれません。
自然な吹き方を身につけるには、呼吸をベースに、声の響かせ方の楽器への応用や、口の中の形の整え方など様々な要素が噛み合うことが必要です。
ということで、まずは呼吸から、順を追ってお話していきます。
息を吸う時の体の動きは大きく次の2つ。
・横隔膜が下がる
・肋骨が外側に広がるように動く
まずこれだけ意識できれば、自然な息の吸い方ができるようになってきます。
まず横隔膜が下がる動きですが、
①お腹の力を緩める。
②息が腰のあたりまですとーんと落ちるようなイメージで息を吸う。
すると、お腹が膨らんで、まるでお腹に息が入っているかのような感じになります。
これは横隔膜が下がることで、横隔膜の下にある臓器も一緒に押し下げられるからです。
上手くいかない時はお腹に力が入っている時です。
特にみぞおちのあたりが硬くなっていると呼吸が制限されます。
そんな時は、①②のあとでさらに下方向に圧をかけていくことでストレッチできます。
(少し前に話題になった”腹圧呼吸”もこんな感じかなと思います。)
続いて、 肋骨が外側に広がっていくように、 胸いっぱいに息を吸っていきます。
このときお腹はへこみます。
最後は肩も上がります。なぜなら肺の一番上は鎖骨のあたりまであるからです。
この2つの動きで体一杯に空気が入るようになります。
横隔膜で下方向に吸うだけで足りる時もあれば、肋骨の上まで目一杯吸わないと保てない時もあるでしょう。
制限をかけず、自由に呼吸できることが大切です。
それで演奏がうまくいかないとすれば、それは呼吸のせいではありません。
シンプルに理解していきましょう♬
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ユーフォニアム奏者 安東京平 国立音楽大学講師 【主な受賞歴】 第24回日本管打楽器コンクールユーフォニアム部門第1位、第25回ファルコーニ国際ユーフォニアムコンペティション第1位、SERTEC(ITECレジョナルカンファレンス)ユーフォニアムソロコンペティション第1位及びユーフォニアム・チューバ4重奏コンペティション第1位(Boreas quartet)、第2回リエクサブラスウィーク・国際ユーフォニアムコンペティション第3位、第11回済州島金管コンペティションユーフォニアム部門第2位
鴇田金管奏法教室 ~ スタッフ紹介 ~ スタッフは全員現役のプレーヤーです♪
鴇田 英之(ときた ひでゆき) ユーフォニアム奏者/吹奏楽指導者/教員 鴇田金管奏法教室代表 国立音楽大学卒業、同大学院修士課程修了 担当:金管楽器全般
たくさんの方がもっと金管楽器を楽しめるように、そして、たくさんの音楽家が生き生きと活躍できるように、日々奮闘しています! 詳しいプロフィールはこちら 【鴇田英之 公式WEBサイト】 今井 斐(いまい あや) テナーホーン奏者/英国式ブラスバンド指導者 鴇田金管奏法教室 講師 国立音楽大学附属高校,同大学卒業 担当:トランペット,コルネット,フリューゲルホーン,テナーホーン 代表の大学同期で、初めて会ったのはなんと小学5年生のときの吹奏楽コンクール。 メソッド開発当初から効果を試してくれたり意見をくれたりと、鴇田金管奏法教室のレッスンをとても良く理解してくれています!現在も一緒に演奏活動を行う頼もしい仲間です!! テナーホーンをメインの活動とする唯一無二の音楽家です♬ 詳しいプロフィールはこちら 【今井斐 公式WEBサイト】 正木 剛徳(まさき たかのり) バリトン歌手/ユーフォニアム奏者 鴇田金管奏法教室 講師 東京学芸大学卒業(Euph専攻),同大学院修了(声楽専攻) 担当:ユーフォニアム,テューバ 大学院では声楽を専攻したバリトン歌手でもある彼は、発声の知識がとても豊富で「発声を管楽器演奏につなげる」という鴇田金管奏法教室の考え方に深く共感してくれています。 「呼吸・発声から整えることで、息の流れで歌を歌うような吹き方に整える」という当教室のメソッドを体現してくれる心強い仲間が加わりました! 声楽もユーフォニアムも同時に味わえるという、彼にしかできない演奏活動を展開中♬ 詳しいプロフィールはこちら 【正木 剛徳 公式WEBサイト】音楽家のための メンタル・コーチング
永田 美樹(ながた みき) トロンボーン奏者/メンタルコーチ 鴇田金管奏法教室 講師 国立音大卒業、リヨン国立高等音楽院修了 担当:トロンボーン・メンタルコーチング 永田さんも国立音大時代の同級生です♪卒業後はフランスへ渡り、名門リヨン国立高等音楽院で並み居る天才たちとともに学んだつわもの!しかし、そんな永田さんも順風満帆というわけではありませんでした… リヨンでは厳しい競争の中で追い詰められ、楽器をもっただけで涙が溢れてくるような辛い時期を経験しています。そんな経験をもとにメンタル・コーチングの研鑽を積みトラウマを乗り越えたことで、今ではフランスでトロンボーン奏者・講師として大活躍しています!! その後、同じようにメンタルの不調に悩む方に力になるべく「音楽家のためのメンタル・コーチング」を開始! 僕も実際に受けてみましたが、自分では気がつかないような掛け違いに気づかされ目指すべきゴールを再確認することができました!!!めちゃめちゃおすすめです。 詳しくはこちら 【永田 美樹 公式WEBサイト】