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先日、とあるプロ奏者の友人と話していた時のこと。話題はレッスンのことになり、その中でこんな言葉がありました。
「奏法で悩む人と上手くいく人の違いは結局知ってるか知らないかの違い。」
奏法の問題ってやり方を知っていれば実はそんなに底の深い問題ではないのかもしれません。
道筋さえしっかりしていれば、音楽表現に集中して練習するうちに微調整されていく。しかもその微調整をサポートしてくれる素晴らしいメソッドもたくさんあります。
ですが、そもそものその道筋がなかなか見えないからやっかいなんですよね・・・
結局、知らないから迷う。
しかもその迷った道筋にも努力があるし、
その努力へのプライドもある。
だから簡単には手放せないし、
自分で努力してきたことと異なるやり方や考え方を受け入れるのも難しい。
だからこそ
体感が得られる練習法として伝えることが大切だと思うのです。
「あ、これでいいのか!」
というものが見つかれば今まで迷い悩みながら試行錯誤していた時間に他のことができます。
時間と気持ちの余裕ができます。
(ちょっと大げさですが「人生変わった!」とまで言ってくれた人もいました)
楽譜を音にして共演者や聴く人とともに楽しむことに全精力を注ぐことができます。
安心して自由に音を出せればここに集中できるようになるはず!
そんな練習の仕方や考え方を是非たくさんの人に知ってもらいたい。
僕は奏法でものすごく苦労したのでそんなふうに苦労しないで、純粋に音楽表現を楽しんでほしい。
ジストニアで吹けなくなり、9年間の遠回りをした僕だから伝えられることがあります。
吹き方を整えるのは難しいことではありません。
本当はとってもシンプルなことなのです。