【金管奏法講座】発音時の息の使い方

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中高生のレッスンをしていてちょっと気になることがあったので、久々の奏法編です。

発音時に”ゔっ”と力を入れるような動きで音を出す感じになんだか良く出会います。

息を吐くという動きは基本的には弛緩だと思うので、しっかり吸った息が、力を抜くことで自然に流れ出ていくことで音が出る。その方が周りとも良く溶け合う響きの豊かな音になるような気がします。

もちろん発音や響きを明確にするために多少の支えは必要なんだけど、力を入れることで強引に音を生み出すというのは逆かなぁ。

ふーっと流れた後、落っこちないようにお腹で支える。

そんな使い方が自然かなと思っています。好みもあるでしょうけど。

今日も中学校の金管分奏でしたが、そんなちょっとしたことでセクションの響きやブレンド感が変わります。

ガチガチに固めた音も安定感ありそうですが、大切なのは聴いている人がどんな気持ちになるかじゃないかな。

力抜きすぎてふわふわしちゃっても良く無いしそこは耳と感性で判断しなきゃいけないところ。

意図した通りにはなかなかならないし音楽って本当に奥深くて難しくて面白い。

“人の心に響く音”を磨くこと、賭ける価値があると思う。

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