【金管奏法講座】楽器がなくてもできる!超時短練習術vol.3 ②楽譜をドレミで言えるようにする〜速いパッセージはまず早口言葉〜

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前回のお話では、①「日々理想的な体の状態を整えておく」ということをお話しました。
楽器を自由に扱える状態を日々整えておくことが、スムーズに曲の練習を進めるための準備になるということでした。

さて、今回は②「楽譜をドレミで言えるようにしておく」ということについてお話します。

1.前回のイリュージョンを再現するために

前回、イリュージョンみたいなレッスンだと僕が感動した先生のお話をしました。 その先生のレッスンでの最初のステップは「歌えること」です。

音楽を専門的に勉強してる人ならいきなりこのステップでもできると思いますが、このステップが意外とハードル高いですよね。
なので、まずはドレミで言えるようにする。もちろんリズム通りですよ!
まずここからやってみてほしいなと思います^_^

2.速いパッセージはまず早口言葉の練習!

ある時ブラスバンドの練習でこんなことがありました。

Aさんはまず指番号を書いて、倍くらいゆっくりなテンポからじっくり楽器で練習していきます。

Bさんは一向に楽器を持ちません。 まず楽譜にドレミを書いて、ひたすら何か唱えています。
「ミファソラファソラシソラシドラシドレシドラシソラシドラシソラファソラシソラファソミ、シドレミファソ…」
次にこの呪文に連動するように指を動かし始めました。
そしていよいよ楽器を持った時、Bさんはほとんど吹けるようになっているのです。
Aさんびっくり。

3.この曲が何かは置いておいて

新しい楽譜を練習するとき、いきなり楽器をもってつっかえつっかえ練習するのはあまり効率の良い練習とは言えません。
良い状態で音を出すこともできないので、あっという間にバテてしまいますね。

それよりも、まずは口で言えるようにする事で、頭の中に”設計図”を作ってしまうのです。
すると、その設計図に沿って体は動いてくれます。
「歌えれば吹ける」理由の1つがここにありそうですね!

4.まとめ

今回のシリーズコンセプトは「楽器を持つ前に、その曲を吹ける準備を体に覚えさせておく」ということでした。
“その曲を吹ける準備”の第一段階が、今回のドレミで歌えるようにするということです。
でもこれだけではまだスムーズに吹けるほどの準備には至りません。

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  • 2019 04.16
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