
先日のブラス・イン・リサイタルは実に10年振りのソロの本番でした。
フォーカル・ジストニアからの演奏復帰に向けて貴重な機会を頂いたこと、支えられながら本番を迎えられたこと、心から感謝の気持ちでいっぱいです。
演奏後には、「感動した」「心から尊敬する」「本当に大変な経験をしたね」「素晴らしいチャレンジをしたね」「本当にいい演奏だった」などなど暖かい励ましの言葉をたくさん頂いて、その全てが心に響きました。
本当に人に恵まれています。
でも、本番はもう少しできると思ってたんだけどなぁ…
本番でいつもと感覚が違ってしまうということは、まだ新しい体の動きに完全には書き換わっていないという事なんだろうな。
まだ体に少し混乱があって、緊張状態では動きが過剰になってしまう。
まだまだだわ。
いや、もう少しか。
“少しずつの積み重ねで新しい自分を創る”
もうちょっとで書き換わるはず。
そのためには”本番”の練習も必要。
体の反応や動作を書き換えるのと並行して、本番で演奏する経験を積み直していかないといけない。
場慣れしてないわけはないわけで、心はそんなに乱れないけれど体の反応は別。
本番のアドレナリン出てる状態でも体が冷静に繊細にコントロールできるような状態を作らなければならない。
やることはわかってるし定まってる。
地道な積み重ねで新しい自分を創る。
本当にあと少し。
この記事へのコメントはありません。