
今日は県南地区の初心者講習会。ユーフォニアムパートの講師を担当しました。
「初めて楽器を持ったときの気持ちを思い出してレッスンして欲しい」という理事長先生の言葉。
あのわくわくした気持ちをいつまでも忘れずに大切にしたいものです!
今日レッスンした生徒たちは全員始めて2ヶ月の1年生。
すでにある程度自由に吹ける生徒もいれば、苦しそうに吹いている生徒もいます。
この時期にある程度吹ける生徒はソルフェージュの基礎がある人たちが多い。
歌わせてもなかなか良い音程で歌えます。
そこに呼吸や発声など噛み合ってくると音色も良くなってくる。
一方、苦しそうに吹いている生徒もいますが、やり方を整えてあげたり、音を出すための考え方の誤解を解いてあげたりすると短時間でも結構変わるものです。
即効性があるのはやはり呼吸と歌。継続してくれることを願うばかりです。
楽器が決まって触るだけでも嬉しくて「上手くなりたい!」という意欲が高いこの時期。やればやるほど上手くなる経験ができたら努力する楽しさを知ることができる。
楽器を吹くこと自体が楽しければ、より良いものを目指すために工夫もするし、ぶつかったりもするし、その過程でいろんなことに気付くことができる。
みんなでひとつになってすばらしいものを作り上げようとする経験から学べるものは貴重。
「今日はこのメンバーでひとつのチームになって楽しく吹けるようになってもっと楽器を好きになろう!」と始めた今日の講習会。
合奏は一緒にがんばる仲間がいればこそできるもの。
仲間がいて場があればこそできるもの。
人とのつながりがあってこそ成り立つもの。
音楽って素晴らしい。
鴇田 英之